サクラサク。アゲイン。アゲイン。
これまた採択結果発表が遅れて、まさか採択されなかったのではと焦った共同研究プロジェクト。
研究タイトルは「異なる出身国の大学生群のオンライン国際交流における学習経験の研究」。
勤務先とイタリアはペルージャ外国人大学の学生のオンライン交流会を通じて、学生がどのような学びを体験しているのか、という研究。オンライン語学研修がこのコロナ禍でわんさか生まれていますが、対面とオンラインと語学研修、異文化理解、国際交流のカテゴリーでどのような学生の学生態度・学習内容の違いがあるのかという研究です。
学内外、イタリアやトリニダード・トバゴの大学の先生方を共同研究者にお迎えし、研究を進める計画です。
「国際化の推進が叫ばれる昨今、地球規模の課題解決や広い視野から物事を分析できる人材の育成が大学に期待されている。中でも背景を異にする学生が共に学ぶグローバルな多文化協働学習が注目され、有効性が主張されている。
しかし、その異なる背景を持つ学生たちが多文化協働学習へ参加することについて、①動機、②意欲の維持、③学習成果の認識、④学習の管理調整の解明には至っていない。同時に、2020年から現在に至るコロナ禍においては、海外渡航を伴わない、オンライン語学研修や異文化理解研修が主流となっているが、それらへ参加する学生の上記①〜④に関する知見は未だ浅い。
そこで本研究は、本計画の一員が関わる日本とイタリアの大学生のオンライン多文化協働学習機会において、参加者の学習日記、アンケート、聞き取りから質的データを収集し分析することで、上記①〜④を明らかにする。本研究から得られる知見は多文化協働授業およびオンライン学習の効果的な実践に応用され、さらなる教育効果の発展に資する。」