Research Diary
フィールドでの宿泊先

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フィールドとしているカリブ海地域は非常に物価が高いです。

トリニダードでは、調査対象であるヨーロッパ系市民が欧米からこぞってトリニダードに帰省するカーニバル時期に出張するため、激ピークシーズンです。所属先の出張規定にある宿泊費として支出が可能な金額で、研究費を使ってホテルに宿泊すると、1泊あたり1.5万円は自腹を切ることになります。そのためこの頃は主に友人宅に泊まらせていただいています。

その常宿は、歴史的に高級住宅地に位置し、外界と遮断されているため治安がよく、ネットも水も止まらず、家主も同じ建物にある8部屋のうちの一つに寝泊まりしていたため、とても安心して滞在できました。しかし、ねずみやゴキブリが駆け回り、家の中にコウモリが頻繁に出入りし、時にどこからか誰かの猫も入ってくる、生き物天国な環境でした。特にバスルームとキッチンには、コウモリが住んでいた(る?)跡があります。

新型コロナウィルスの発生や感染拡大に、コウモリが大きな役割を果たしたそうです。コウモリは色々な病気を媒介するそうですね。常宿の家主は、コロナ禍で移動制限がかかるため、通勤が嫌だからと職場に寝泊まりを始めてしまったそうです。もはや常宿はありとあらゆる生き物の住処となっているでしょう。

コロナ感染が収まるであろう来年あたりまでは出張はできないし、しない予定です。

しかし、トリニダード出張でどこに泊まるかが、今から大きな悩みです。